
バリスタと電安法
バリスタといえば、イタリアのバール(Bar)で、エスプレッソをいれる職人のことを
連想されるかと思いますが、電子部品にも同じ名前のものがあります。
同名のこの電子部品は、雷サージやノイズ対策に最適で、
主に電源ライン保護や高電圧機器の安全確保に使用されます。
詳しい性能のお話は↓↓から
【今さら聞けない】ACアダプタ主要部品 バリスタ編 | 過去メルマガ一覧 | 加美電子工業株式会社
お話は変わり電気用品安全法について。
この法律(技術基準)には2つのパターンがあります。
1)日本が作った基準
2)海外が作った基準を日本が取り入れた基準
どちらを採用しても良い事になっております。
ところが、2028年までに日本が作った基準は廃止される予定で、
この廃止により設計変更を求められる製品が少なからずあります。
先日、日本の大手2社が円板型バリスタの生産から撤退されました。
生産中止となるとバリスタを変更しなくてはなりません。
加えて法改正により、またバリスタを変更しないといけない可能性もあります。
生産中止バリスタの代替品を選ぶ際には、
単に同定格への代替評価を行うのではなく
予定された法改正も見越して対応する事が大切です。
大手4社のバリスタを並べてみます。

これらは同定格です。
データシート上は同じでもメーカによって
様々な特徴のある形をしていることがわかります。
ちなみにC社、D社は生産中止となります。
A社を代替しようとすると、厚みが違うのでそのままの使用は
スペースの関係上困難となる可能性もあります。
弊社でも、電気安全法改正に関して常に注視し、
生産に影響がないよう対応しております。
予定された法改正も見越して対応することで、部品変更の回数を減らし
お客様への設計変更時の検証の負担も減らすことを心がけております。