マガジン

変わるものと変わらないもの

2024年02月14日
コラム


 
 
 
「情けは人の為ならず」
そう言うと、「あなた冷たい人ですね」と言われたことはありませんか?
人(他人)への親切はその人の為にならない。
と、間違った解釈をしているのでしょう。
本当の意味はその逆で、
【巡り巡って自分の為自分に返ってくるのだから、人に親切にしなさい。】
と言う意味です。
 それ以外にも色々ありますね。
「これ間違って使ってないかな?」と思うのが、
「役不足」とか「煮詰まる」、その他にも、「敷居が高い」とかもありますね。
間違って使っていても、伝えたい相手が同じ間違った意味で理解していたら、
それはそれで通じているのだから、それは間違いじゃなくなるのかも。
 
ちなみに、「役不足」とは
【役割に不満があり満足しない】
という意味で、役割に対して能力が足りない事ではありません。
「煮詰まる」は
【議論が出尽くしてもう結論を出せる状態にある事】
を意味していて、決して物事に行き詰る事ではありません。
「敷居が高い」も同じで、
【不義理な事をして行きづらい事】
なので、不相応で手が届かないと言う意味ではないのです。
 
漢字の読み方でもあります。
「続柄」 ぞくがら ではなく つづきがら。
「重複」 じゅうふく ではなく ちょうふく。
「代替案」だいがえあん ではなく だいたいあん。
「早急」 そうきゅう ではなく さっきゅう。
 
色々あります。これらも間違っていると言えば間違っているのでしょうが、
パソコンで入力すると、どちらで入力してもちゃんと変換してくれますしね。
例えば「早急」なんか 若い人はほとんど「そうきゅう」って読みますよね。
そうなれば、もう「さっきゅう」ではなく「そうきゅう」です。
正しいとか正しくないとかではなく、「そうきゅう」なんです。
 
言葉は変わっていきます。
「宮内庁御用達」この御用達は「ごようたし」だったのが、今は「ごようたつ」
でも間違いじゃなくなっています。どちらでもいいんです。
それは「ごようたし」って読むんだよって昔は若い子たちに教えていた方は、
今はもういなくなりましたよね。
今、NHKの大河ドラマは平安時代を描いていますが、しゃべる言葉があまりにも
最近過ぎて少し違和感があります。
でも、もし仮にそのころの言葉をしゃべったら、全く何をしゃべっているのか、
わからないのではないでしょうか。
 
どんどん世の中は変わっていきます。そのスピードも加速しているようです。
新しい事や物 それらを活用していかないとダメなんです。
昔はどうとか、本当はこう読むんだとか言っても、うっとうしがられるだけで、
過去に生きているだけの人になってしまいます。
新しいものを取り入れる。
否定するのではなく、一度受け入れる。
その姿勢が大切だと思います。
でも昔から変わらないものは、「人の心」「相手に対する思いやり」
これはいつの時代も変わらないものではないでしょうか。
 
相手を思いやる気持ちが人間関係を良くし、将来豊かな人生を送れる唯一の方法です。
 
 
 
 
 

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