マガジン

基幹産業を守る

2023年10月18日
コラム


 
 
 
先月はガソリンが高いお話をしました。
今月は電気代のお話です。
 
ガソリンは相変わらず高いですね。
それに比べ電気代はそれほどでもない気がします。
 
これは政府が1kwh当たり7円の補助金を出しているからですが、
それにしても分かりやすい補助金の出し方なんで、有り難みが良くわかります。
 
そう言えば電力の自由化って本当に一時的なものでしたね。
ガソリン代の話に戻りますが、実は日本のガソリン代って世界ではめちゃくちゃ安かったのはご存じでしたか?
 
今世界のガソリン価格はいくらか…。
為替を1ドル142円で計算し、1リットル当たりの金額で香港は460円!
中国200円、韓国212円、アメリカ178円、ドイツ270円、そしてヨーロッパは約300円前後。
みんな高いですよね。
 
アメリカはガソリンは安いって思っていましたが、そうでもないんです。
電気代はどうか。
1kwh当たりで、為替を1ドル142円で計算すると、
日本は25円~27円に対し、アメリカ10円~14円、韓国8円~10円、ドイツ35円、ヨーロッパは約25円~30円。
ガソリン代が高い高いって言ってますが、世界の国々と比較するとすごく安い国なんです。
今迄が異常に安かったとも言えます。
 
それに比べ電気代はほぼ同水準の価格。
アメリカ・韓国はとても安い。
これがEVが世界で急激に普及している理由です。
 
日本でEVを充電する費用をガソリン1リットル当たり20km走る車で換算すると
1リットル約90円(家庭充電)外充電でも110円程度です。
 
海外ではとくにヨーロッパや香港なんかは明らかにお得です。
3分の1~4分の1の90円~110円 /リットル ですからね。
そう言えば 少し前の日本のガソリンはこんな値段でした。
だから日本ではなかなかEVが普及しない。しなかった。
メリットがなかったですから。
メリットだけじゃなく、充電設備等を設置する費用が掛かりますから、マイナスだったのかも知れません。
 
でも今は違います。
このガソリン価格は一時的ではない。
世界のガソリン価格をみれば一目瞭然。
 
だから今前に進めるべきです。
補助金政策は世界ではもうやってませんよ。
日本は遅れているんです。
市場の原理を働かせましょう。
 
政府の対応はそれでもいいかもしれないけれど、自動車メーカーは違いますよね。
国内だけの市場じゃないですから。
 
エンジン時代に世界をリードした日本車、過去の栄光にとらわれてはいませんか?
どうみても後手に回っているようにしか見えない。
 
日本の基幹産業なんですよ。
遅れれば基幹じゃなくなる。
日本では2022年プラグインハイブリッドを含むEVは全体の14%。
これからは系列が無くなり、○○カレンダーも無くなる。
そう言う時代が来るでしょう。
またそうならないと日本の基幹産業は衰退してしまいます。
 
韓国の最低賃金が日本を超えました。
ほんの10年前は円換算で430円前後その時日本は760円。
今は東京で1070円。
韓国は全国同賃金なので1080円です。
 
もう日本はダメですか?
 
人手不足で世界の工場にもなれないし、どうしますか?
 
海外に出稼ぎに行きますか?
 
 
 

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