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「安くて良い品」は当たり前じゃない

2023年02月16日
コラム


 
 
 
 
「今月は38,000円やったよ」
「思ってたより安かったかも」
「家は20,000円やよ」
「え!」
「それも高いな。太陽光の蓄電池もあるのに」
「雪が多くて発電量が少なく、あまり蓄電してないらしい」
 
そうか。
そう言う事か。
 
電気代が高くなっています。
ガスも。
そして何より物価が!
少し前はガソリン価格が問題となっていましたが、今は全ての物が値上がりしています。
我々の会社でもほぼ全ての仕入材料が値上がりし、そしてそれは今も続いています。
そして電気代の異常な値上がりです。
 
日本は世界の中では珍しく、賃金が全く伸びませんでした。
ただ物価も安定していたのでそれが普通でした。
各企業は「コストダウン・コストダウン」と言って仕入れ先から安く購入し、
それが当たり前の日常だったと思います。
 
ところがコロナ禍になり、急に物不足。
追い打ちをかけるように円安。
日本にはものが入ってきません。
 
慌てて、価格より仕入優先。
そこから物価が上がり始めました。
そして今はそれを補うため「賃金を上げろ」と政府の意向です。
改めて世界の賃金を見てみると、日本はとんでもなく安くなっていたと言う事です。
 
物が安いから海外旅行に行くなんて大昔の話です。
例えばひと昔前に韓国に行くと、食べ物もコスメも、ブランド品まで安かったと思うんです。
まだそう思っている人もいると思いますが、とんでもない。
 
今ブランド品は日本が世界で一番安いんじゃないかな?
各ブランドもそれを分かっていて、日本での価格を急に改定し、値上がりしました。
 
それでもまだ安いから、最近日本に来る外国人は物を安く買いに来てます。
言い換えれば、日本は後進国化しているんじゃないかと思っています。
インバウンドが高額商品を買ってくれて助かっています、なんて言ってる場合じゃないんです。
 
日本はこの離された差を取り戻すべく、諸外国並みに賃金を改定させ、物価を上げ、
そして何より強い円を取り戻す必要があると思います。
そうじゃないと、このままでは日本はダメになってしまいます。
 
人口も減り、労働人口も減る。
外国人労働者も日本に来たがらない。
 
魅力がないから。
 
それが現状です。
 
さあどうする?どうする?
そのヒントは?
それは次号に。
 
 
 

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