「今月は38,000円やったよ」
「思ってたより安かったかも」
「家は20,000円やよ」
「え!」
「それも高いな。太陽光の蓄電池もあるのに」
「雪が多くて発電量が少なく、あまり蓄電してないらしい」
そうか。
そう言う事か。
電気代が高くなっています。
ガスも。
そして何より物価が!
少し前はガソリン価格が問題となっていましたが、今は全ての物が値上がりしています。
我々の会社でもほぼ全ての仕入材料が値上がりし、そしてそれは今も続いています。
そして電気代の異常な値上がりです。
日本は世界の中では珍しく、賃金が全く伸びませんでした。
ただ物価も安定していたのでそれが普通でした。
各企業は「コストダウン・コストダウン」と言って仕入れ先から安く購入し、
それが当たり前の日常だったと思います。
ところがコロナ禍になり、急に物不足。
追い打ちをかけるように円安。
日本にはものが入ってきません。
慌てて、価格より仕入優先。
そこから物価が上がり始めました。
そして今はそれを補うため「賃金を上げろ」と政府の意向です。
改めて世界の賃金を見てみると、日本はとんでもなく安くなっていたと言う事です。
物が安いから海外旅行に行くなんて大昔の話です。
例えばひと昔前に韓国に行くと、食べ物もコスメも、ブランド品まで安かったと思うんです。
まだそう思っている人もいると思いますが、とんでもない。
今ブランド品は日本が世界で一番安いんじゃないかな?
各ブランドもそれを分かっていて、日本での価格を急に改定し、値上がりしました。
それでもまだ安いから、最近日本に来る外国人は物を安く買いに来てます。
言い換えれば、日本は後進国化しているんじゃないかと思っています。
インバウンドが高額商品を買ってくれて助かっています、なんて言ってる場合じゃないんです。
日本はこの離された差を取り戻すべく、諸外国並みに賃金を改定させ、物価を上げ、
そして何より強い円を取り戻す必要があると思います。
そうじゃないと、このままでは日本はダメになってしまいます。
人口も減り、労働人口も減る。
外国人労働者も日本に来たがらない。
魅力がないから。
それが現状です。
さあどうする?どうする?
そのヒントは?
それは次号に。