ACアダプタ主要部品 フォトカプラ編
今回はフォトカプラについて紹介いたします。
フォトカプラは他の電子部品とは異なり、光を媒体として信号を伝達します。
フォトカプラの内部には、電気を光に変換する発光素子(主にLED)と、
受けた光を再び電気に変換する受光素子(フォトトランジスタ等)があり、
その2素子間で光を使って信号を伝達します。
互いに電気的な接続がないため、絶縁状態を保ったまま信号伝達が可能です。
スイッチングACアダプタは、2次側出力の電圧が常に一定になる様に、
2次側出力を監視・伝達する制御回路によってコントロールされますが、
その2次側の出力情報を1次側に伝達する手段として、フォトカプラが用いられます。
上図ではスイッチング回路での使われ方を例に挙げましたが、
フォトカプラを用いて2次側-1次側間の電気的な接続を無くせば、
絶縁による安全性が高いだけでなく、ノイズが伝達される事も無くなりますので、
多様な電源で重宝されます。
フォトカプラは絶縁しながら信号を伝達し、トランスは絶縁しながらエネルギーを伝達します。
どちらも電源に於いて重要な絶縁の要となります。
弊社では絶縁性を重視した安心・安全のトランスを提供させていただきます。