マガジン

驕り

2019年12月18日
コラム

 

 

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「応援宜しくお願いしま~す。」

 

スポーツ競技の後のインタビューでよく聞く言葉です。

 

実は私はこの言葉を聞く度にすごく残念な気持ちになってしまいます。

 

何故かというと…

 

 

野球、サッカーだけでなく、バレー・バスケット・バトミントン・卓球、
そしてゴルフなど、昔はあまり注目されてなかった競技も、
今ではテレビやスポーツニュースで大きく取り上げられるようになり、
大変盛り上がっています。

 

特に世界に通用するレベルにある競技は来年のスポーツの祭典「オリンピック」があるから余計にです。

 

今年はラグビーが大きく取り上げられました。
日本でワールドカップが開催された事で、ルールすら分からないいわゆる「にわかファン」も加わり、
また全国各地で開催されたということもあって、
会場近くの方たちには身近に感じられたことも大きかったのでしょう。

 

そこで冒頭で書きました、
「応援よろしくお願いします」の言葉。

 

色々な競技後のヒーローインタビューの最後に、選手たちが良く使うこの言葉、
みなさん何か違和感ありませんか?

 

私はとても違和感を感じます。

 

あともう一つ、「感動を与えるプレーで…」とこれもよく聞くのだけど、これもすごく違和感があるんです。

 

私が思うに「応援」も「感動」も選手じゃなく、ファンやプレーを見ている人がする行為です。
「応援」は応援したいと感じる人がすることであり、
「感動」は与えられるものではなく感じるものではないでしょうか。

 

だから、
「応援してもらえるようにこれからも頑張ります。」
「感動してもらえるプレーを出来るようにこれからも頑張ります。」

 

これが違和感の無い発言だと思うんです。

 

選手たちは我々には想像も出来ない練習や血の滲む様な努力をして、表舞台に立っているはずです。
ですから尚更、何も考えていないような締め言葉でインタビューを終って欲しくない。

 

ヒーローインタビューなのだから…もう既に応援してるし、感動してるんだから。

 

先日、女子プロゴルファーがツアー中に開催ゴルフ場関係者に対して不適切な発言がありました。
そのことにより、今シーズンの参加を見送り、新人教育の講習を受講する事になったそうです。

 

あの「死ね!」発言です。

 

テレビに映る競技者は間違いなくトップアスリートです。
その人の周りにいる人達からは特別な人間のように扱われ、
もしかしたら環境によっては世間知らずで育った人も居るかもしれません。

 

しかし、スポーツの世界で活躍する事はとても素晴らしい事だからこそ、その発言も注目される。

 

いい成績を残せばいいだけではないんです。
人格も見られていることを自覚せねばなりません。

 

スポーツの世界だけじゃない、我々の仕事でもそう。

 

仕事で成果を上げた時、手柄を独り占めする人っていますよね。
上手く行ったのは全て自分の能力や実力だと勘違いして天狗になっている人。

 

そういう人って必ず組織の中で反感を買っています。
いつか足をすくわれる事になる。

 

成果を上げたときこそ謙虚になって、少しその手柄を周りの人に分けてあげましょう。
「○○さんのおかげです。」と感謝の気持ちを伝えてみましょう。

 

そうする事で揉め事を避け、また「運」がやって来ると思うのです。

 

 

 

今年もあと少しで終わりです。
一年間皆様に支えられ、何とか無事に過ごす事が出来ました。

 

このメルマガも、お寄せ頂いた励ましや激励のお言葉があったからこそ続けられたと思っています。

 

心から感謝申し上げます。

 

来年も、皆様に喜んで頂けるメルマガを目指し、努力して参ります。
また新しい企画も考えておりますので、ご期待下さいね。

 

 

それでは皆様、良いお年をお迎え下さい。

 

 

 

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