マガジン

続・初めて設計しました

2016年04月14日
技術ネタ

こんにちは、入社3年目の××です。
前号のメルマガでは、たくさんの反響を頂き有難うございました。

 

今回はユーザ様から、直線性誤差を±5%内から±2%内へ変更するよう依頼がありました。
どのように実現するのか……

 

まずは直線性誤差±5%の測定結果をもう一度確認してみました。

 

tech20160401.jpg

 

入力電圧50V~150Vの範囲では、直線性誤差±2%内にぎりぎり収まっていましたが
それ以外のところでは満足できていませんでした。

 

そこでまた先輩に聞きました。

 

電圧検出用トランスは、二次側容量(電流)が非常に小さく無負荷に近い状態で使用されます。
そのため無負荷損失および無負荷電流を低減することで出力電圧への影響が低減され
直線性誤差も小さくできます。
また無負荷損失と無負荷電流は、磁束密度を下げることで低減できます。

 

tech20160402.jpg
磁束密度と無負荷損失のグラフ(2015年12月号メールマガジンより)

 

先輩の話を踏まえて、直線性誤差±5%の試作品では、一次側、二次側共に巻線を追加する
スペースがあったので、巻数を増やしました。
しかし、巻数が増えたことで、磁束密度は下がりましたが、逆に直流抵抗が増える(銅損が増える)
と直線性誤差は大きくなります。

 

tech20160403.jpg

 

そのため何度も試作を行い、直線性誤差±2%に収まるように調整して、上記のグラフのように
満足するものができました。

 

電圧検出用トランスは、入力電圧範囲も大切ですが、直線性誤差も大切であることがわかりました。
弊社への御問い合わせの時には、直線性誤差も合わせてご要求をお申し付けください。

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